導入の背景・目的・課題
幅広いジャンルの書籍を出版し、単行本や書籍、実務書、雑誌等をはじめ、デジタルコンテンツの企画・編集・販売を行っている出版社のU社。近年は、巣ごもり需要からかウェブサイトでの書籍の販売や、デジタルコンテンツの売上が好調で、会社としても注力しています。
ITシステム部のD氏は、自社サイトのSSLサーバ証明書の設定などを担当しており、2年契約の企業認証SSLとドメイン認証SSLを合わせて11ライセンス(11枚)を利用していました。
取得しているSSLサーバ証明書の更新のタイミングが迫っていたため、グローバルサインのウェブページから更新見積りを取得しようとしたところ、2年契約が選択できなかったため、営業担当に問い合わせをしました。そこで、業界団体の取り決めにより、証明書の有効期間が短縮されたことで証明書の契約年数が最大で1年となったことを知り、社内稟議の手間や更新の頻度が増えてしまうことを懸念していました。
また、U社のコーポレートサイトや書籍購入ページなど、一部ドメインについては恒久的な利用を想定しているため、何か良い改善策はないかと考えていました。
導入までの経緯
グローバルサインの営業担当に相談してみると、「ライセンスまとめ買いプラン」について案内されました。
「SSLサーバ証明書の契約年数は最大1年ですが、ライセンスまとめ買いプランを利用して、予めご入金いただくことで、最長10年分のライセンスを事前に購入することができます。これまでは、SSLサーバ証明書の有効期間が終了したその都度購入していたものを、数年分まとめ買いをしてストックしておくようなイメージです。そのため、ライセンスは更新だけではなく、新規として利用することも可能ですよ。
SSLサーバ証明書の最大有効期間は397日となるため、更新作業は必要になりますが、社内稟議や購入手続きは不要になるので、有効期間の年数分は事務手続きがなくなりますし、まとめ買いしていただくことで割引も適用されます。」と営業担当から説明を受けました。
そこで、現状利用している11ライセンス分を【SSLサーバ証明書を単体で更新し続けた場合】と【ライセンスまとめ買いプランの3年を利用した場合】の2パターンの見積りをもらい、比較検討した結果、まとめ買いの方が10万円以上コスト削減できることがわかりました。年数が長い方がコストメリットはありましたが、その分一括で費用もかかるため、D氏は、更新作業はあるものの、以前と同様に毎年稟議を上げる手間もなくなり、またコストも削減できるのであればメリットは大きいと思い、ライセンスまとめ買いプランを3年で利用してみることにしました。
導入して良かった点
U社内では、初年度に一括で稟議を上げ、稟議承認後、グローバルサインの証明書管理サイトであるGSパネルの「まとめ買い残高からお支払い」で、簡単にデポジットの支払いが進められました。
「もともと2020年までは2年契約のSSLサーバ証明書を利用していたため、まとめ買いプランの3年の費用でも稟議はスムーズに通りました。コストも抑えられて3年間は更新作業だけになったので、少しは気が楽です。本当は、更新作業の期間ものばせるともっと助かるのですが、セキュリティ上、業界としてそのような頻度となっているようなので仕方ないですね。グローバルサインさんにサポートいただきながら、今後も安全なデジタルコンテンツの運用に努めます。」とD氏はおっしゃっていました。
証明書の割引率は、SSLサーバ証明書の利用するライセンス数によって異なります。複数の証明書をまとめて購入することでコストを抑えて、更新の手間を省きたいご担当者は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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※本活用例は、お客様からのご相談や商談をもとに作成したフィクションになります。