導入の背景・目的・課題
ホスティングサービスやIoTプラットフォームなど多岐にわたるインターネットソリューションを提供するN社。顧客のニーズに合わせたサービスの開発と運用で事業も年々拡大しています。直近でも新サービスの立ち上げを予定しており、それに伴いサービスサイトと複数の関連サイトの構築を進めていました。
事業開発部長のM氏は、新サービスが会社の主力事業と関連性もあることから、主力事業のブランド力を活かすため別のドメインを取得せず、主力事業のドメインのサブドメインでのサイト構築を検討していました。ドメイン費用はかけずに済むものの、SSLサーバ証明書の費用はサブドメインごとに必要となるため、コストを抑えられないかと考えていました。
導入までの経緯
N社のコーポレートサイトはグローバルサインのSSLサーバ証明書を利用していたことから、M氏はグローバルサインにコストについて、相談してみることにしました。営業担当から連絡があり、「コーポレートサイトにご利用いただいている企業認証タイプのSSLの更新が来月になるので、再度SSLサーバ証明書を購入される際にワイルドカードオプションを付けて新規で発行すると、複数のサブドメインサイトを1枚のSSLサーバ証明書にまとめることができます。」と説明してくれました。 また、ワイルドカードの階層における注意点や導入のメリット、デメリットも丁寧に案内してくれました。
ワイルドカード適用例 「*.example.com」の場合
ワイルドカード導入時のメリット/デメリット
SSLサーバ証明書の更新管理の手間が省けることや将来的にサブドメインでサイトを増やす可能性もあり、その場合はSSLサーバ証明書のコスト削減もできることから、M氏はデメリットも理解したうえで、ワイルドカードをオプションで利用することにしました。
導入して良かった点
実際にワイルドカードの証明書を発行するためには、「*.」から始まるFQDNを設定する必要があったため、新規にて「*.example.com」のCSRを作成して申請しました。企業認証SSLでは、ドメイン認証と電話審査の2種類の申請がありましたが、いずれもスムーズに対応することができました。
導入後M氏は、「ウェブサイトはサービスを拡販するうえでなくてはならないものですが、複数サイトがあると更新の管理も大変なので、ワイルドカードでサブドメインのSSLサーバ証明書をまとめられたことで管理も楽になりました。また、複数のSSLサーバ証明書を1枚にまとめたことにより、個別で購入するよりも約半分にコストを削減することができました。今後サブドメインでサイトを構築しても、追加に料金がかからないのはありがたいです。最初は少しでもコストが抑えられないかと気軽に相談したつもりでしたが、これまでは知らなかったSSLサーバ証明書の運用方法も教えていただけたので、とても助かりました。」とお話くださいました。
グローバルサインでは、簡単にお問い合わせができるサポート体制を整えておりますので、N社のようにSSLサーバ証明書の些細なことでもお気軽にご相談ください。
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※本活用例は、お客様からのご相談や商談をもとに作成したフィクションになります。